超低用量ピルって普通のピルとどう違うの?効果の違いは?などなど、ヤーズというピルを題材としてご説明いたします。

血栓症リスクがあるヤーズ、将来妊娠希望でも使用可能か

ヤーズは日本では超低用量ピルとして知られており、実際に生理関係のトラブル解消、治療目的に使用されています。ヤーズは従来主流であった低用量ピルに比べて含まれる女性ホルモンの量が少ないのが特徴です。ホルモン剤による影響を最小限に抑えることができるので、結果として副作用の症状も最小限に抑えていくことができるのです。
ただ、いくら少ないとは言ってもホルモン剤が使用されていることに変わりはありません。そのため、ピル特有の血栓症のリスクというものもついてくることになります。血栓症とは血管内に血栓ができて、それが血流を遮断したり、心臓や肝臓、その他の臓器に影響を及ぼしてしまう病気です。症状が悪化すれば命に係わることもあるため、そのリスクを十分にふまえた上で活用していくことになります。
ヤーズを使用したからといってすべての人が血栓症になるというわけではありません。持病を持っていたり、肥満、高血圧などの症状がある人、高齢である人は危険が伴いますが、それ以外の場合であれば、医師の観察の元、より安全に使用していくことが可能です。
さらに、ヤーズは服用を中止した段階で通常通り、排卵が行われます。将来妊娠希望なのでピルの使用は控えているという人も中にはいますが、妊娠希望のタイミングで服用を中止すれば何の影響もなく対処していくことが可能なのです。通常、整理後2週間程度で排卵が行われるので、妊娠希望の際にはこの期間をチェックしておくことをお勧めします。排卵がきちんと行われているのかどうか、心配な場合には担当医に相談し、必要に応じて排卵チェックを行っていくといいでしょう。排卵チェックは超音波検査によって簡単に行うことができるので、やっておいて損はありません。